モンゴル岩塩のおはなし

モンゴル岩塩をいただきました。

塩は、千差万別。
味わいが深いです。

おいしいお店に行ったりすると、使用している塩がおいてあったりします。
これは、購入ですね。

今回は、モンゴル岩塩について

2008年12月23日(火曜日)

岩塩成分は、こちら

ミネラル岩塩の特徴

この岩塩は、モンゴルが海の底だった頃、火山活動等によって海水が固まった物で、約三億五千万年前に形成されたと言われており、海水に含まれるカルシウムやカリウム、不足すると味覚障害を起こすといわれる亜鉛等の、体に必要なミネラルが豊富に含まれています。つまり環境汚染のなかった昔の海水が、結晶に凝縮されているのです。

素材の味を活かす塩

成分分析表の表示を見ていただけると判りますが、この岩塩は塩分(塩化ナトリウム)が約80%す。ですから、ツンと刺激のあるしょっぱさではなく、甘みのあるマイルドな味が特徴で、調味料として、「肉」「魚」「天ぷら」「おにぎり」といった素材の味を活かす料理にピッタリです。

モンゴル帝国と塩

チンギス・ハーンがユーラシア大陸一体を治めた「モンゴル帝国」の後期。帝国の財政運営は、「専売」と「通商」の利潤でまかなわれていました。当時非常に貴重だったため、専売品とされていた「塩」の引換券「塩引(えんいん)」を発行し、通貨である銀と交換して収入を得るというものでした。これは塩そのものを転売するのではなく、有価証券のように、紙幣替わりとしても使用されていたというのです。また、クビライの死後、巨大な帝国を治めるだけの器をもった人がいなかったことから、中央政局で内戦や暗殺が起き、軍事力の衰退へとつながります。それと同じ時期、黄河の大氾濫によって、帝国は塩の大生産地も失います。そして黄河の氾濫を防ぐために召集した農民達の反抗に合い、奮起した反乱を抑えきれずに、帝国は、1388年に滅亡してしまいます。歴史や経済に深く関わってきた「塩」が、大陸やモンゴルの人々にとって、とても大切な物だった事が伺えます。

ミネラルの補給スーティツァイ

モンゴルで日常に飲まれているお茶「スーティツァイ(乳茶)」はお茶に家畜などの乳を入れ、塩を入れた飲み物です。お茶を煮たものに牛乳と塩を入れて作ります。ゲル(テントのような住まい)に住人にとって、貴重なミネラルをとることが出来、これだけで栄養豊かな朝食にもなるそうです。

お風呂に塩?

塩で頭や体を洗うと良いのだそうです。うそだと思うでしょう!わたしもそう思っていました。しかし、いろいろと調べているうちに、塩が浴用や美容に多く使われている事に驚きました。おそるおそる塩で洗ってみました。泡立たないので少し妙な感じでしたが、塩を少し溶かしてから、マッサージのように洗うと、思っていたよりも良い感じで、髪もリンスをしなくても、滑らかになってきて驚きました。さすがに風呂釜が傷みそうだったので湯舟の中には塩を入れませんでしたが、湯に浸かると、まもなくしてマッサージしたあたりからホクホク温まり、汗がシトシト出てきて、良く温まり、肌も、いつもよりスベスベしているようでした。お母さんのおなかの中では海水(羊水)につかっていたし、カラだの中は、塩水で出来ているのだから、塩で洗うのは自然な事なのかもしれないですね。

土俵の塩

塩には地中の邪気を祓い浄める意味があり、土俵を清め、力士達が怪我をしないように祈ります。また、擦り傷などへの殺菌効果や、土俵を適度に締め固める役割もあるそうです。
ちなみに、現在本場所では、一日約45kgも塩が使われるそうです。

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